寝具のマガジン

羽毛布団に圧縮袋は天敵!

布団が寒くなった気がする
去年買ったばかりなのに布団が膨らまない
袋から出したら羽毛が吹き出てた

圧縮袋から出した後、こんな経験ありませんか??

最近の住宅では、収納場所が少ない住宅も多く圧縮袋を使われてる方も多いようでご相談も増えています。

現在使用されてるお布団を長く使用するためにも 新しく購入されたお布団をダメにしてしまわないためにも必見です!

 

なぜ、圧縮袋はNGなのでしょうか??

■羽毛の核であるダウンボールが壊れる可能性があります!

圧縮袋で長期間保管された状態が続くと
一定の力で羽毛を抑える以上の圧力で羽毛を圧縮することにより、
羽毛の空気層を作り暖気を閉じ込める役目をしている
ダウンの核である枝羽の軸の部分が折れたりしてダウンボールが壊れてしまう可能性があります。
 

ダウンボールが壊れてしまうと、
羽毛布団は元の状態に戻らないため膨らまなくなります。
膨らまなくなると空気層を作ることができないため暖かさも損ないます。
 

これが、”布団の暖かさが落ちた気がする”、”布団が元の状態より膨らまなくなった" という原因です。

 

■フェザーの軸などにより側生地を損傷する恐れがあります!

圧縮袋でカチカチの状態まで圧縮してしまうと、
ダウンの核やフェザーの軸が側生地を突き抜けてしまう可能性があります。
さらに、突き抜けたフェザーなどを抜いてしまうと生地の穴が大きくなりさらに羽毛が吹き出る原因となってしまいます。
 

どうしても圧縮袋を使用する際も、ある程度弾力を感じられる程度の圧縮にとどめてください。
 

では、どうやって保管すればいいの??

羽毛布団を収納する際は、ぜひ下記のことに気をつけて収納してみてください。
 

■収納前にはよく乾燥させる

羽毛を長期保管する前には、
天日干しをして(*干し方は前回のブログを参考にしてください) よく乾燥させた状態で保管してください。
湿気が残っていると、カビ・ダニの繁殖の原因にもなります。

 

■通気のよいケースを使用する



ビニールなどの通気性のない素材に入れることはお勧めできません。 

湿気がこもり蒸れないように、購入された際などに入っている
不織布など通気の良い素材を使用したケースで保管するのがベストです。

 

冬にしっかりと活躍してくれる羽毛布団をより長く暖かくご使用いただくために ぜひ実践してみてくださいね。
 


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